眠れていないと思っていても...大丈夫

眠れない夜

【2024年7月記載】

翌日はゴルフという時、その前夜、よく眠れないことがある。特にゴルフ場が遠方にあり、朝早くから出発しなければならない時の長時間運転に対しては、睡眠不足による事故のリスクがあると考えているので、十分な睡眠をとらないといけないという思いが強くなり、却って眠れなくなってしまう。

ところで、私には過去に苦い思い出がある。もう20年も前のことだろうか。法事で三次に帰らなくてはならず、息子と二人だけで車で帰ることになったのだが、朝が早いということもあり、とにかく眠らなくてはいけないと焦るあまりなかなか寝付かれずに、そのまま深夜に自宅を出発して、半分居眠りのような状態で運転をしたのである。何度も息子から「お父さん、眠ったらアカン!」と言う声を聞きながら、何とか三次まで辿り着いたという苦い経験があった。だから、もうこんなことは絶対にしたくないという思いは強かったし、眠れるということに関しての自信はあまりなかったので、早朝からの長距離運転には不安があった。加えて、最近は年をとったせいか、夜中に何度も起きることが多く、熟睡できる自信は全く無くなっていた。

そんな中、同期入社で気心の知れた仲間同士でラウンドすることになった。当初はGW明け頃に予定していたのだが、私の都合で延び延びとなり、結局7月下旬の一番暑い時期となってしまった。場所は宝塚で、片道1時間半程度かかるし、近くに住むAさんを乗せていくので、遅れるとまずい。が、幸い、スタート時間を遅くしてもらっているので、特に早く起きる必要はない。だから、眠ることへのプレッシャーは少なくなっていたはずである。

いつものように、22時に就寝し、6時に起床するパターンで床に就いた。

22:00     就寝。すぐ眠る
23:00     目が覚める。トイレに行く。何となく眠れそうにない
24:00     まだ眠れない。お茶を飲む
01:00     少し意識がぼやけ、眠る
01:30     目が覚める。また眠れなくなる
02:00     梅酒お猪口一杯分を炭酸で割って飲む
              トイレに行ってみる
              エアコン音を蚊と思い、蚊取り線香を焚く
              「眠れん!」と叫んでみる
              このまま眠れないと、運転はもちろん炎天下でプレイできる状態ではないと考え、
     キャンセルの手順に思いを巡らせるようになる
03:00     布団の位置を変えてみる
              エアコンの設定温度を27から26℃へ下げる
03:30     新聞配達の音が聞こえる
03:45     少し眠気がしてきて、眠る
04:45     目が覚める。が、すぐにまた眠る
05:30     目が覚める
05:45     起床する

 →正味、眠った時間は180~200分程度か

この後、7:25に出発し、Aさんを拾って9時過ぎにゴルフ場へ到着した。運転は、慣れた道なので普段と変わらずに落ち着いてできたし、Aさんが隣に座っていたので退屈せずに、とてもスムースに出来た。驚いたことに、思いのほかゴルフの調子がよくて、とても楽しくプレイできたのである。全く眠気を感じることなく。帰路も順調で、Aさんを送り届けて帰宅したのは19時前であった。

自分でもとても驚いたし、不思議に思った。なぜちっとも眠くないんだろうか。体が意外と動くし、頭もクリアで思考力も失ってはいない。本当に想定外である。

寝床について起床するまで、8時間程度はとにかく布団に横たわって目を閉じていた。こうすることで睡眠していると同等の効果があり、心身ともに休むことができたと言えるのだろうか。もしくは、3時間程度眠ると、十分体力は回復すると言えるのだろうか。それとも、時計を見ながら起きている時刻を確認していたので、睡眠時間にあまり狂いはないと思うのだが、起きていると思っていても少しは眠っていたのだろうか。

今回のことで、とにかく普段通りに就寝した状態で、十分な時間を過ごせば、心身ともに普段通りのパフォーマンスが発揮できるということが分かった。これは私という個の特殊性があるかも知れないけれど、今までの悪いイメージを払拭するには十分な知見である。

眠れないと思っても、しっかり休めば大丈夫なんだ。