日々の生活に追われることなく、人生を考える時間は必要だね

雨の日に

【2021年3月記載】

三次の実家の台所を改装することにした。昨年の秋、お義母さんが、洗面台が水漏れするので新しいものに取り換えたいと言ったのがきっかけだった。

近所の工務店に洗面台の取り換えをお願いしたのだが、台所も随分と古くなっていたので、その時私の方からキッチンリフォームの見積もりを取って欲しいと頼んだ。いずれ近いうちに私たちも三次に帰るつもりなので、今のうちに、私がまだ働いていて収入のある時に、お金のかかりそうなことは済ませておきたいとかんがえていたから。

それでも当初はシンプルに、台所の水回りのみを新しいものに替えるつもりであった。しかし、検討を進めていくうちに、どうせなら吊戸棚も、床面も、天井面もとなって、本格的に台所全部をリフォームすることにした。お義母さんのことを考えると、もう少し早く決断していれば良かったのに…とも思ったけれど。ということで、この3月末から4月の初めにかけての1週間余りで工事をすることになった。この間、妻は三次に帰って工事に立ち会うことになった。

先程実家に帰る妻を駅まで送って行って、今は私一人でのんびりしている。いつものことながら、彼女の留守の間のこと(食事やゴミ出し等の日常生活に必要なこと)は、ほとんど準備してくれているので、それほど不便にはならないだろうから心配はしていない。

今朝から外は雨が降っていて、あまり出掛ける気がしない。散歩やゴルフの打ちっ放しでもすればよいのだろうけれど、少し億劫になってしまっている。コロナ禍になってもう1年が過ぎる。ちょうど桜も見頃を迎えているのだが、一向に沸き立つものがない。天気のせいばかりではないのだろう。

前の会社を定年退職し、今の会社に勤めだしてからおよそ6年が経つ。以前描いていた定年後のイメージとはずいぶん違って、未だに前の会社の時と同じように平日は目いっぱい働き、休日は少し仕事をしながら休養をとるという生活パターンで、時間を持て余すというような状態とは全くかけ離れた生活となっている。

最近の楽しみといえば、孫の顔を見ることとサッカーと野球のTV観戦(含、PC&スマホ)くらいで、コロナの影響もあって全く外に出ることはない。ここ1年は生活のほとんどを仕事が占めている感じになっている。社長はもうあと1年はやってくれと言ってはいるけれど、このままの生活で本当に良いのか。自問自答する日々が続いている。

体もまだ動くし、頭もまだまだ働いている。しかし少し前まではそんなにも思わなかったのだが、とにかく昔のことや幼い頃のことを思い出し、振り返ることが多くなった。すでに多くの人たちが老いてしまい、亡くなっている人もたくさんいるのだけれど、とても懐かしく会いたいと思うこともしばしばである。

もうあとが少ないと分かっている。体や頭が機能しているうちに、やり残している事をやらなくてはいけない。時間は唯々過ぎていく。