天気予報は当たるモノ...それが常識。だから外れると非日常になる?
今どきの天気予報
【2025年6月記載】
天気予報の精度が上がって、1週間先までの天候がほぼ分かるようになってきた。なので、各種行事や家事(主に洗濯)、服装選びなどを行う時には必ずチェックする。そして、そのお陰でもの事が効率よくスムースに進むようになって、日々のくらしにたくさんの恩恵を与っている。
この1月には、真冬だというのに暖かい日が続いていたので、週間予報を参考にして、急遽ホテルを予約し、車を使い一泊で伊勢神宮に参拝してきた。また、ゴルフも予報に基づいて服装選びをしているし、洗濯も計画的にできるので、とても有り難く感じている。
ところで、先週末にゴルフが予定されていたのだが、前々日に幹事役の方から電子メールが入って、中止するという。今の季節、ゴルフをやるにはもってこいの気候であり、このところゴルフ続きで疲れ気味になっていたので、取りやめは少し有難くもあった。このゴルフは、前に勤めていた会社のOBのゴルフコンペで、私よりも年上の方が多く、幹事をしているFさんは80才過ぎで、天候が悪いとなるとためらわずに中止するのが常だった。天候の悪い日にプレーするのは、歳をとるとやはり辛いものがあるのだろう。
Fさんからのメールによると、明後日は(その前後も含めて)雨天予報であり、梅雨前の長雨になるとのことで、ゴルフ場には延期を申し入れて9月に設定しなおしたという。
全く持って的確な判断だと思った。早めの決断は余計な準備や気遣いをしないで済む。参加者の不安を拭い去ることができるので、とても有難かった。雨中のゴルフは、プレーの楽しみを半減してしまうし、スコアも期待できない。せっかくキャディさんについてもらうのに、費用だけがかさむことになる。まぁ、良かった。
ところが、どうだろう。当日は朝から日差しがのぞいている。暑くもなく寒くもなく風もない。絶好のゴルフ日和である。
「あぁ…せっかくなら雨が降って欲しかったなぁ」
本当にそう思った。地面は前日までの雨の影響で多少はぬかるんでいるところがあるかも知れないが、天候としては好条件なので、プレーしたい気持ちも少しはあったけれど、それよりもFさんのことを思うと心が痛んだ。
「プレーできたじゃないか。中止する必要はなかった」
と絶対に思っているし、彼は中止したことを悔やんでいるに違いないと。
幹事は辛い。うまくいってあたり前、少しでも不都合不具合が発生すると、その責任を問われかねない。いつもみんなのお世話をして楽しませてくれているのに、こんなイレギュラーなことが発生すると、場合によっては苦情をもらうこともある。今回は、明らかに天気予報が当たらなかったことに原因があるので、参加者は全員納得しているはずだけれど…。
折しもこの日は、娘も学校の遠足が予定されていた。しかし、前日に荒天予報が入ったので、中止になったという。そのおかげ?で、彼女はやっと自分の時間をつくることができ、滞っていた業務の処理ができてとても有難かったそうである。天気予報が外れたことによる恩恵…。
天気予報は当たるもの…そんな常識ができつつある今、時々はこんな外れる予報があってもいいのではないか。イレギュラーなことは、我々にあたり前が普通ではないことを知らしめ、非日常を味合わせてくれるのだから。
当たらなかった天気予報に、みんなでねぎらいの言葉を掛けようよ。普段の予報に感謝の意を込めて…。

