今やコンビニはクールジャパンの代表格だね...

コンビニ

【2008年3月記載】

単身赴任生活も2ケ月を過ぎると、少しずつではあるが一人での生活にも慣れ、自分のおかれている周囲の生活環境が分かってくる。生活リズムも一定のパターンが出来上がる。朝は6時半に起床し、天気が好い日は自転車で、雨の日はバスで会社に向かう。夜は会社で夕食をとることがほとんどで、9時から10時頃に帰宅する。帰るとすぐに風呂に入り、遅くても11時半頃には床に就く。また曜日によっては、今日は食パンと牛乳を買っておかなくてはいけない、今晩は洗濯をする日だ、ウーロン茶を沸かしてボトルに入れなくては、等々一週間スパンで、決まった作業をするようになった。

こうした単身生活で、特に変化が大きいというか、今までとは全く違うと感じるのは、コンビニへ行くことが多くなったことである。今までは、年に数えるほどしか入ったことのないコンビニへ、ほとんど毎日のように行っている。それも夜遅く9時、10時過ぎに。

会社とワンルームマンションの間、およそ2kmの間に、コンビニは3軒ある。先週マンションのすぐ隣にできたコンビニまで合わせると4軒になる。南草津は学生の街なので、私が夜遅く行っても、若い人たちがいつも4、5人は入っている。まさに盛況といっていい。

何故コンビニに行くのだろうか。それもほとんど毎日のように。ひとり身だと何でも自分でやらなくてはいけない。掃除、洗濯はもちろん食事の準備や後片付け、ゴミ出しなど生活のすべてを一人でやらなくてはいけない。できれば簡単に済ませたいし、余計なことはしたくない。また、一人なのですべてに目が行き届くわけでもない。日用品を切らして困ってしまうこともある。特に働く人にとっては、自由の利く朝と夜に開いているコンビニはまさに不可欠の存在といえる。長期保存ができなくて、しかも毎日必要な食事関連のことは、コンビニに頼るほかない。コンビニがなくては生活していけないと言っている人の気持ちがよく分かるようになった。

今、家族は単身もしくは夫婦のみの1人か2人がメインになりつつある。平均家族像というものが、従来の両親と子ども2人の4人家族というのは、すでに過去の話となっている。家族または世帯というそれぞれの定義にもよるが、1世帯でいくつかの住居に分かれて住むというのが、標準になりつつある現在、家族イコール1個人になることを予測し、新しいサービスを考えていくことは意味のあることかも知れない。コンビニは衣食住の中の、主に食を中心とする個人生活支援機能を果たしているが、さらにはクリーニングや留守番といった衣住の面でのサービスも考えられる。また、個人生活では絶対的に欠けることになるコミュニケーション部分での提案ができるはずである。夫婦、親子、兄弟など、血縁の近い人々のつながりをどう保っていくか、精神面でのサポートはよりその必要性を増すに違いない。