自己免疫力を保つためにも...仕事は頑張ってはいけない。楽しむのはいいけれど
疲労蓄積の度合いと病気の重さ
【2011年5月記載】
ゴールデンウィークに突入すると、そのまま体が動かなくなってしまった。GWは生活リズム上のひとつの区切りと考えているので、GWまでは頑張って仕事をしようと努力する。目一杯、時間を有効に使って、処理できるものは処理し、予測できる業務はできるだけ先手を打って進めようとするので、とにかく忙しい。無駄に時間を費やしたくないと思うので、ゆっくり休むことができない。自分でも毎日疲れていると感じている。疲れが溜まっていると思う。しかし気が張っていると、体は何とかついて来る。少し頭痛がしても葛根湯を飲むと治るし、体がだるいと感じたらビタミン剤を飲めばシャキッとする。睡眠が十分取れないといっても、最低でも6時間は寝ているので、何とかもっている。気持ちに張りがありさえすれば、そんなに簡単に体調を崩すことはないと思っているし、周囲の人たちもそんなふうに考えているようだ。「気持ちが緩んで暇だから、風邪をひくんであって、忙しかったら病気をするわけがない」などという言葉を聞くこともしばしばで、おそらくそうなんだろうと思う。実際、私の経験から言っても、気持ちが張っている時は病気になりにくく、少し気が緩んで安心した時にドッと疲れが出て、風邪などに罹ってしまうことが多い。
疲労が溜まると免疫力が低下してしまうという話しは聞いたことがあるけれど、疲労の蓄積量と病気になる度合いもしくは病気の重さには相関関係があるのだろうか。
およそ10年前のこと、Iさんが定年退職されて2週間くらい経った時、突然倒れて亡くなられた。退職にあたっては、当然のことながら、特に忙しく重要度の高い仕事はされてはいなかったけれど、Iさんご本人はまじめなタイプであったので、他の社員と同じように最後まできっちりと仕事をこなそうとして、それがため少なからず無理をして、疲労が蓄積していたのかもしれない。もうすぐ定年でゆっくりできるのだから、それまでは精一杯頑張ろうとして。
私も、GW、夏休み、お正月休みと長期の休暇になると体調崩すことが多い。日頃の疲れが溜まっているからなのだろう。過去の例を挙げてみると、研究所の企画責任者になった当初にはサルコイドーシスに罹ったし、最重点プロジェクトを推進した後には顎下腺腫瘍にもなった。そういった経緯を考えると、どうも疲労の蓄積量と病気の重さには相関関係があるように思えてならない。
適切な時期に、十分な休養をとることはとても大事で、特に長期の休みを迎えるにあたっては、それをめざして頑張り過ぎないこと。休み中はできるだけゆっくりするように心がけること。休み中に病気をするくらいが良いかも知れない。悪いものをこの機会に出してしまうくらいの気持ちが必要だ。後に残さないためにも。
せっかくの休みだからといって、どこかへ行かなければならないとか、日頃できない作業やレジャーをスケジュール的に詰め込みすぎるのは、あとあと良くない結果を招きかねない。私の場合、特に今は、会社生活で一番力が入っている仕事をしていると思うので、知らず知らずのうちに無理をしているはずだ。定年を迎えるまでは、とにかく休日はあれこれと飛び回らないで、ゆっくり休むことに心がけよう。休みには、意識的にちっちゃな病気になるのもよいだろう。

