どれだけ多くのファクターを考慮し実現できるか..これが成功の要因である
イメージの湧くもの
【 2006年9月記載】
先日、誰が言っていたのか忘れてしまったが、面白い話を小耳に挟んだ。おりしも職場でゴルフコンペがあったすぐ後ということもあって、実感としてとても納得できる話であった。
要は、ゴルフはイメージを描いてやるスポーツであり、手にしたクラブでどういうスウィングをするとどんな軌跡を描いてボールが飛ぶか、そしてどこに落ちてどう転んで行くかということを、あらかじめ頭の中にインプットしてからやるものである。自分の描いたイメージに対して、実際にどうなって行くのか、どれだけ現実とのギャップを埋め合わせて行くことができたか、自らの運動神経と想像力をためすスポーツであるというものである。だから、イメージしたことをイメージどおりにすれば、それでよい結果が得られるのだと。なにも特別な能力は要らないのだと。イメージすることが大切なのだ。
その通りだと思った。実際、何度も何度もスウィングして、スウィングのパターンを体に覚えこませているし、何番のクラブで打つとどの程度の飛距離が出るかは分かっている。だから、ティーショットやセカンドショットは何の苦もなく打つことができる。普段の練習場でのイメージと全く一緒なのだから。しかし、グリーン周りではそうは行かない。いろいろなファクターが入ってくるからだ。グリーンの微妙なアンジュレーション、芝生の長さ、スタンスする位置の傾斜、バンカーや池などのハザード等、なかなか簡単にはショットのイメージがつくれない。それに加えて距離感が大事となるので、常にフルスウィングで打てばいいというものではない。年に一度のラウンドでは、そこまでは分からない。経験不足は否めず、所詮イメージを描くことはできない。だから、先のゴルフコンペでは、グリーン周りで予想外にたたいてしまったのだと一人納得してしまった。そういえば、アプローチのイメージは全然描けていなかったなぁと。
漫然とゴルフボールを打っても、ボールは前へ飛ぶ。しかし、それではイメージを描くということにはならない。どの方向へどれだけの距離飛ぶかを予測してはじめてイメージを持つということができると考えると、そこには具体的な様々なファクターを計算する必要がある。クラブの番手、スウィングの大きさやスピード、ボールの位置、コースの状態、風向き等々、それらのファクターがどういう結果をもたらすか想定できればできるほど、イメージの精度は上がる。
イメージの描けない仕事は失敗する。逆にイメージが具体的に描ければ描けるほど、その仕事は成功する確率が高くなる。新規事業でもそうである。事業目論見書がきちんと描けない事業はうまくいかない。あやふやなところに目を瞑って、「えいっ、やぁ!」とやってしまうと、失敗する。何事もイメージは大切だ。


