そう言えば、福井先生も枕元にメモ用紙を置かれていた...

眠れない夜は

【2022年5月記載】

一時期夜中に何度も目覚めることが続いた。仕事のプレッシャーからくるものだということはわかっていた。が、同時に年齢的なものもあるのかなとも感じてはいた。なので、目覚めた時にはトイレに行くようにしていた。しかし、少し我慢していると行かなくても済む時もあるので、尿意からくる覚醒ではなく、やはりプレッシャーもしくは仕事の悩み事からくるものが大きいのだろう。

だいたいこういう時に脳裏に浮かぶのは、その時持っている悩み事もしくは課題で、どうしてもそれが頭の中から離れない。だから自ずとそれを思い描いてしまう。そうなればそれが引き金になって次から次へと思考は深まっていく…と思っているだけで、実はそれほど深くは考えていないけれど、頭の中はあれやこれやと、その悩みや課題にまつわる事象や対策案が巡って行き、それもあまりロジカルとは言い難い展開がなされていく。要するに話が飛んでしまい、普段は思いつかないことまで出てきたりする。それが結構面白い内容となっている気になり、どんどん深みにはまり、眠られなくなってしまう。

通常このような状態が一時間程度続く。半分寝ているような状態でも、一時間も考えていれば何らかの新しい思い付きやアイデアは出てくる。そのような時は迷わず起きてメモを取る。翌朝、しっかり目が覚めてからそのメモ書きを見直してみるけれど、意外と考えるヒントになるのだから、面白い。

あるテレビ番組で知ったのだけれど、黒柳徹子さんは早めに就寝するのだけれど、一旦夜中に目が覚めて、そのまま起きてお菓子を食べながら過ごし、それから再び床に就くそうである。これって時間の使い方としてはありかなと思ってしまった。一日の中でしっかりと自分の時間を確保することができるのである。さまざまな外乱の影響を防ぎ、自分というものに向き合えることができるのだから。

ストレスや加齢によって、夜眠れなくなるのは辛い。焦って眠らなければ…と思えば思うほど眠れないし、ストレスがより強く大きくなってしまう。しかし、いくら眠れないと言っても、眠りのメカニズムからせいぜい長くて2時間、ほとんどの場合1時間程度だ。そのうちまた寝てしまう。その間、しっかり思いをめぐらせることによって、通常では得られないことが得られることもある。夜、眠れないからと言って焦る必要はない。