私が血圧を測るようになったのは...

血圧記録ノート

【2008年12月記載】

頭痛がして夜も眠れない。普段だとこめかみからおでこにかけての部分が痛むのだが、今回は後頭部がズキーンと痛い。首も痛い。肩から首の後ろにかけての筋も痛い。ということで、会社を休んで病院へ行った。

先生曰く、
「肩が凝っているようです。それよりも血圧が高いのが心配です。高血圧は寿命に影響しますからね。血圧記録ノートを差し上げますので、これで毎日血圧をチェックし、気をつけて下さい」

診察時に測ってもらった血圧の値は150mmHgで、軽く正常値をオーバーしている。血圧の正常値は成人で、最高血圧が130mmHg以下、最低血圧が85mmHg以下と言われている。血圧の正常値には個人差があるが、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上になったら高血圧の範囲に入り、注意が必要だという。会社の定期健康診断では、時々140mmHgを越えて、測り直すことはあったけれど、150mmHgになったのは初めてだ。

休日、帰宅した時にその話をすると、息子が心配してくれて、毎日血圧をチェックするようにと、以前ゴルフコンペの賞品としてもらってそのまま放っておいた血圧計を探し出して渡してくれた。

単身生活では、身の回りに余計な物は置いていない。いたってシンプルな生活環境だから、テーブルに血圧計がコロンと置いてあると自然に手が伸びる。測ると記録する。それが何度か続くと、血圧値の変化を見てしまう。見ると、その変化の有無が面白くなる。変化の要因を自分なりに考えてしまう。

例えば、食事のすぐ後に測定すると血の循環が促進されているので上がりやすいのではないか。やはり運動直後は循環器に負担がくるので上がるだろう。風呂上りは血流がスムースにいくので下がりやすいのでは。最近はストレスがないので比較的安定しているのではないか。会社の味噌汁を昼と夜の2回も飲んでいるので、塩分を取りすぎているから悪くなっているのではないか、等々。

仮説を立てると検証してみたくなる。ならば続けなくてはいけない。そういう気持ちになる。こうして記録していくうちに、データは蓄積されて、いろいろな角度で考察は可能となり、対策案もいろいろ浮かんでくるに違いない。このように意識として持ち続ける限り、徐々に血圧は正常になっていくのだろう。きっと。

血圧を下げるためには、どうすればいいのか。まず、体重を減らすこと。そして有酸素運動をする。ナトリウム、すなわち食塩は摂取し過ぎない。食材では、納豆とかナッツがいいらしい。そういえば、妻は休日にはきまって朝食に納豆をつけてくれる。毎日納豆を食べたらいいのだけれど、私はあまり納豆が好きではない。が、無理してでも食べるようにしないといけないのか。

血圧記録ノートをつけるのだから、ついでに体重も記録するといいのだろう。きっと体重も減ってくるのではないだろうか。スリムになると、流行のファッションも似合うかもしれない。歳はとっていても。

そうだ、今日は早めに帰宅して、体重計を買いに行こう。