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天気予報
【2004年1月記載】
週間天気予報によると、この週末は12月27日の土曜日をピークに中国地方の山間部は雪になるという。中国山地のほぼ中央に位置する広島県三次市にある妻の実家では、丁度この12月27日に義父の納骨をする予定にしていた。
納骨に際しては、墓地の整備や新しい墓石の設置などで、当初よりお寺や墓石屋と調整を繰り返して日取りを決めていたので、できれば日程変更はしたくなかった。しかし、納骨の当日に雨や雪が降ると墓石の目地をする等の作業が大変で、積雪でもあろうことなら納骨できない状態になることは明らかであった。
1週間も先のことなど分かるわけがない。もし予報が前後にずれたらどうするのだ。最近は雪などそうそう積もったりはしないのだから、また調整し直すなんてやってられない。今のままでやったらどうなんだろう。と内心思ったのだが、妻たちの決断は早かった。雪の降る前に納骨することにして、関係者への連絡を取り直し、27日から1日前へずらし26日の金曜日に実施することになった。
12月26日はたいした降雪もなく、納骨は予定通りに無事終了した。するとどうだろう、その夜からしきりに雪が降り出して、翌日の27日には辺り一面雪野原と化したのだった。積雪約50cm、これではとても納骨などできなかった。
「奥さん、昨日納骨しておいて良かったですね。本当に助かりました」
27日の早朝、義母へ墓石屋さんから電話があった。よほど嬉しかったのだろう、積雪がひどくなった午後にも再度同じような内容の電話があった。
天気予報は当たる。それも1週間前から分かるのだ。天気予報はカオス状態にあるものを予測することだから、そう簡単には当たらないと思っていた。しかし、そんなことはない。素晴らしくよく当たる。天気予報の的中率は、1950年代に71%であったものが、2000年には84%にまで上昇している。最近では1ヶ月先までの予報も出せるレベルになっているようだ。このまま行けば2025年頃には的中率は90%を超えているはずだ。技術の進展度合いによっては100%になるのも夢ではない。
天気予報にしたがって、1週間の行動予定が決められる。もっと大袈裟に言えば、天気予報が私たちの行動を決めてしまうことにもなりかねない。当然農業や野外レクリェーションに関わる人々の行動は天気予報によって決められてしまう。洗濯や掃除などの家事だってその日の天気に左右される部分は大きく、予め1週間の計画を立てておくくらいのことは可能となるだろう。天気予報によって洗濯の量や仕方を調整する洗濯機、温度や湿度予測に基づいて室内環境を調整するエアコン、外出時の持ち物をチェックしてくれるホームナビ等、まだまだ生活は便利になっていきそうだ。


