分かっていても出来ないことってあるよね...でも、それって人間の性なんだろうか

黄砂

【2025年4月記載】

その夜は、就寝中にひどく鼻水が出たり鼻づまりがしたりで、一晩中眠れなかった。とてもこのままでは済みそうになかったので、翌日は朝一番で掛かりつけの耳鼻咽喉科に行って、診てもらった。アレルギー症状がおこっているようで、薬を処方してもらった。おかげで、鼻づまりや鼻水の方は少し良くなったのだが、今度は咳が酷く出るようになり、一晩中咳き込んでしまった。

再度、病院に行って診てもらったのだが、先生曰く、

「このところの黄砂の影響でアレルギー症状をおこしている人が多く、それも要因でしょう」

と。追加で呼吸が楽になる貼り薬を出してもらった。それでも、症状はなかなか治まらない。酷くなることはなかったが、鼻水鼻づまりが10日間も続いた。おかげで、約束していたお花見や久しぶりに会う友人たちとの懇親会はキャンセルせざるを得なくなった。

そう言えば、発症する3日前は終日ゴルフをしていて、この日は黄砂が一番ひどくなるとTVの天気予報士が言っていた。また前日は終日京都の庭園を巡っていたのだから、黄砂は当然のことながら花粉の影響も受けていたに違いない。特にゴルフの時は、黄砂が大量に降ることは分かっていたにもかかわらず、対策(マスク着用)は何もせずにプレイしたのだから、何とも我ながら情けない話である。

私はいつも春先にアレルギー症状が出て悩まされている。昨年は体調管理に努めたこともあって、症状はほとんど出なかった。それもあってか、今回は少し高を括っていた。アレルギー対策に全く注力しなかった。

ラウンドする前に、パートナーの一人がアレルギーが酷いということでマスクをしていたのだが、他の3人が全く気にするそぶりも見せなかったこともあってか、すぐにマスクを外してプレイしだした。それもあって、私は全く安心しきっていた。快晴と春の陽気の中で、黄砂が酷いということも忘れて、ゴルフを楽しんだのである。その結果がこれであった。

これはまさに私が一番嫌うところの、私が最もしてはいけないと考え、私は絶対にそう言うことはしないと思っていたこと、まさにそれをしてしまったということに他ならない。

朝三暮四である。とにかく今の今が良ければ、先のことはどうでもいい。先はどうなるかまだはっきりしていない(明らかにヤバくなるのだけれど…)。それほど今が大切なのである。今、楽しく過ごすことしか頭にないのである。生きているのは今であり、後のことは何とかなるさ。

まさにこういう心持ちであった。寒さからやっと解放されて、晴天に恵まれ風もほとんど吹いていない。こんな良いコンディションでの今年最初のゴルフである。伸び伸びとプレイしよう。マスクなんてスポーツをするのにはそぐわないし、歩いたり時には走ったりするのに息苦しくなり、煩わしいだけである。第一、かっこ悪い。

黄砂によるアレルギーはとても心配だったし、黄砂を浴びたらひとたまりもないということは頭では分かっていた。が、まぁ、何とかなるのでは。大丈夫だという保証も対策もないままに…。そう自分に言い聞かせていた。

目先の良い事(利点)に目を奪われ、リスクがあるのが分かっていても、必ず悪影響が出ることが理解できていても、それをやってしまう。誰が朝三暮四を笑えるというのか。今が苦しい人はより一層それが顕著になる...ということか。