仕事だけをすればよかった頃(専業主婦の時代)があったんだ...
主婦の一日を考える
【2022年8月記載】
妻が広島の実家と奈良を行き来するようになって、奈良の家事の半分は私がするようになった。とは言っても、妻が不在時のみの担当なので、本当の意味での家事をやるわけではない。四角い部屋を丸く掃くようなもので、やり残しや不完全なものもしくは手が付けられていないものは後で彼女がフォローし補っている。それでも仮の主婦業ながら私の仕事は結構大変だ。
朝は6時に起床し、朝食の準備をする。私一人ではなく同居の次男も居るので、手は抜けない。妻がやっていたようにパンを焼き、豆乳を混ぜた牛乳とシリアルをふりかけたヨーグルト、トマトやブロッコリーなどの野菜とバナナやリンゴなどの果物を用意する。加えて、次男の弁当も作る。前日の残り物や冷凍食品を適当に詰めて完成。それにお茶を入れたボトルを2本持たせて送り出す。
食事の後片付けをしながら、前夜に洗濯したものを外干しし、ゴミ出しをする。一息ついたところで朝ドラが始まる。これを見た後で掃除機をひと通りかける。これで朝の仕事が終わったことになり、コーヒーを飲みながら新聞に目を通してゆっくりする。それからちょっとばかりソファーに横たわり、スマホをチェックしてみたり、BS放送での大谷さんを観たりする。ウダウダしているうちに11時を過ぎる。料理の本やブログの本を見ているだけでお昼になってしまう。自分のお昼ご飯はとても簡単で、玉子と納豆でごはんを食べる。食後のコーヒーを飲みながら晩ご飯のメニューを考える。食材をチェックして足りないものがあれば、近くのコープへ買い物に出かける。午後2時くらいには洗濯物を取り入れて、たたむ。アイロンがけの必要なものがあれば、する。4時くらいから夕食の準備をするので、それまでは自由だ。けれど、特に何かをやるわけでもなく、TVを観るかスマホをチェックするだけなのだが…。
家事初心者だから、晩ご飯の準備には手間がかかる。妻があらかじめ用意してくれたものもあるけれど、一品くらいは自分で作りたいと思っているので、料理本とにらめっこしながら、あるいはネット検索をしながら、それを何度も確かめながら時間をかけて作っていく。
次男の帰りを待って、6時過ぎから夕ご飯を一緒にとる。TVを観ながら食事の後片付けをし、同時に洗濯をする。入浴を済ませて、洗濯物を干し終わるといつの間にか9時を過ぎる。夜の10時には就寝するので、まとまった時間をとることはできない。
本来の主婦ならば、これに住まいのメンテナンス、家族の身のまわりの世話、自治会の仕事などが入ってくるし、子どもや親が同居していれば教育や介護なども重要な仕事となる。今の私のスキルでは到底出来そうもないし、それに対してのモチベーションも持てそうにはない。
主婦の仕事を少しかじっただけではあるが、これは決して楽なものではないし、家族や家に束縛されて自由度は限定されてしまう。今までの私のように仕事をしているというエクスキューズでもって家事をしなくてもよい生活パターンの方が楽だったのかもしれない。
妻はとても頑張ったのだ。