今の若い人たち(共働き世帯)は忙し過ぎる...環境意識を持てと言ってもねぇ
シャンプーのボトル
【2024年2月記載】
日常生活で出るゴミの処理には、どこの家庭でも少なからず苦労しているのではなかろうか。ゴミの分別方法を守り、収集日と時間を確認し、カラスに突かれないように注意してゴミ袋に入れるなど、ゴミ捨てには随分と気を遣う。
しかし、これはまだ専業主婦のいる家庭とか、リタイアした人ならばまだ対応ができるが、最近の若い人たちのような共働き世帯では、対応するのは難しい。長女や次男も、自分たちでは処理できないようなもの、捨て方が分からないものは、その都度我が家に持ってくる。空き瓶、空き缶、段ボール箱、雑誌・カタログ、電池、ファイルなど、時には腐った野菜や果物なども持ってくる。
先日も、次男が帰ってきた際に、使い終わったヘアシャンプーとヘアスプレーの空きボトルを持ってきた。処分の仕方が分からないのか、その手間が無いのか…それぞれ二つずつ。確認のため試しに振ってみると、少し残っている感じである。シャンプーの空きボトルはプラスチックゴミ、スプレーの空缶は燃やせないゴミとして指定された回収日に出す。ゴミとして出すにしてもきれいに使い切って出す方が、処理しやすいと思うので、いつもできるだけ中身を使い切るようにしている。なので、とりあえず私なりに使い切ってみることにした。
スプレーは2、3回使ったが、ブタンガス(プロペラント)がすでに無くなってしまっているのか、液がほとんど噴霧してこないのでもうこれ以上使えなかった。一方、シャンプーは逆さに立てて、液が出やすいようにして使うのだが、なんと2週間以上も使用できたのである。私は毎日洗髪しているので、回数にして15回程度使えたことになる。
環境保全とかゴミ問題を抱えている現状で、できるだけゴミの量を減らしてリサイクルをしていくためにも、内容物があまりにも多く残っていたシャンプーのボトルは、不適切ではないのかという疑問が生じた。もちろん次男の生活スタンスにも問題はある。いくら忙しいからと言っても、モノを最後まで使い切る姿勢は必要だし、もっと環境保全やコスト意識を心がけなくてはいけない。
しかし、一方で、ものづくりの側にも工夫が必要ではないか。消費者への訴求力を高めるために、商品のイメージやデザインに注力し過ぎていて、ユーザーのためになるような商品には仕上がっていないのではないだろうか。使い切らないうちに捨ててしまう商品なんて…。メーカーは数が売れればそれでいいと考えているかもしれないけれど、お客様の為にはどうすべきか、今の課題に取り組み、解決する姿勢は大切だ。考えるに、ユーザー調査は頻繁にしているはずだから、使い切らないうちに捨てるという事象は、とっくに分かっているはずなのだから。
同じような事例は、化粧品、歯磨き粉、医薬品、家庭用洗剤などにも見られる。使い切っていない洗剤ボトルがあちらこちらに保管されていたり、チューブ入りの薬がぐちゃぐちゃになって転がっていたり、歯磨き粉も出にくくなったら使い切らずに捨てたり…と。せめて、ボトル容器を透明なものに変えるだけでも、随分と使い易くなると思うのだけれど。メーカーの論理みたいなものが働いているのだろうか。