スマホショップは、金融機関としてすでに銀行を凌いでいる...
docomo
【2025年8月記載】
スマホのインターネット共有機能がうまくいかないので、その原因を調べてもらおうと近くのドコモショップへ行った。
若い男性が対応してくれたのだが、よく分からない。自力で解決するしかないと判断し、あきらめて帰った。しばらくひとりで考えているうちに、原因らしきものが思い浮かんだので、再びショップに出向いた。
今度は彼の男性ではなく、若い女性が対応してくれた。私の考えた原因らしきものを一緒に考察して、とりあえず対策をとって様子を見ることにした。帰宅して、スマホを操作してみたのだが、やはりダメだった。仕方ないのか…。
携帯電話はずっとドコモを利用していて、もう25年くらいになる。15年くらい前は、家族5人で、月に5、6万円程度支払っていたように思うが、子ども3人が独立し、今では私たち夫婦と新たに義母の分も加え、さらにはホームルーター(三次の実家でインターネット接続をするためのもの)を含めても、毎月1.8万円の支出に収まっている。
しかし、当初予定していたほどには、実家でのインターネット利用はなく、このホームルーターは少し重荷になっていた。なので、これを解約するとともに、前述のスマホの不具合をしっかり調べてもらうために、今度は事前に予約を入れてショップ店を訪れた。
最初は研修生(先般対応してくれた女性)が、依頼内容の確認と基本的な事務処理をして、具体的な契約見直しと変更手続きは専門性の高いスキルを持った40才前後の女性と交代した。彼女はホームルーターの解約手続きを進めるとともに、携帯電話の最新サービスメニューを紹介し、私の使い方に合ったコースを提案してきた。この料金プランの見直しにより、月々の使用料は2千円近く安くなる。
一方で、スマホの不具合を調べてくれたのだが、こちらはその要因は依然としてはっきりしなかった。が、その分析に関するやり取りをしたことにより、私のスマホに対するモヤモヤ感は薄れ、現状で納得する気持ちになった。
しかし、彼女はこれに留まることはなかった。スマホに関連して、インターネットサービスの乗り換え提案やポイント活動に有利なクレジットカードの入会を勧めてきた。結果的には、今利用しているサービスプロバイダ(KCN近鉄ケーブルネットワーク)と事務手続きを進めてドコモ光に替えることになったし、クレジットカードもゴールド会員に入会することになった。
この間、約2時間半。ショップの接客フロアには、商談用の机といすが5組設けてあり、待合スペースも含めてとても広い。商談は、単なるスマホ機器の説明だけでなく、複雑な料金体系や多様なサービス内容にまで及び、この程度の時間は必要となる。また、商談内容には金融関連もあり、あたかも2、30年前の銀行のフロアにいる感覚がしないでもなかった。
今や携帯電話会社は、往年の銀行の体を成している…。一方で、その銀行は商談スペースでさえ確保が難しい状態になって、主な顧客接点はATMになってしまい、その存在価値も危うい状態だ。もはや銀行に相談しなければならないものはない。ドコモにはあれもこれもと、相談事はたくさんあるというのに。
現在、通貨の主流は現金から電子マネーになり、キャッシュレス決済に移行しつつある。そしてその主役は何と言ってもスマホであり、携帯電話会社の金融市場に及ぼす影響力はますます大きくなっていくに違いない…と思わずにはいられなかった。


