よく理解できないまま高額な検査をさせられるのは?医療費が嵩むのは仕方のないことなのか...
ヘバーデン結節
【2012年4月記載】
キーボードばかり打っているせいか、最近指がおかしい。左手中指の第一関節が太くなって、曲がりにくくなっている。パソコンを操作するときに、左手中指が痛むことがある。結構打つ時に力が入っているのだろう。中指の爪も少し変形しているし、爪の根元に水が溜まっているようにも見える。痛みの感覚は、突き指をしたときに似ている。我慢できないこともなかったが、とりあえず病院へ行くことにした。
駅前の整形外科で診てもらったことはあるのだが、押熊にあるK整形外科が良いのではないかということで、土曜日午前中の診察終了間際に行ってみた。
診察を受けるには随分と待たなくてはいけないと予め教えてもらっていたのだが、終了間際ということもあり、比較的スムースに見てもらうことができた。それでも患部のレントゲン撮影をしたので、一時間以上はかかった。
レントゲン写真を前に、先生が症状を説明してくれた。
「リウマチではないのだが、それとよく似た症状で、ヘバーデン結節という指の関節が変形してくる病気だ。これ自体は、特に気にする必要はないのだが、左手親指の第三関節に腫瘍のようなものが見える。良性だと思うのだが。左手親指の付け根が痛むことはないか?」
「いえ、全くそんなことはありませんが..」
「念のために調べた方が良い。腫瘍があると分かった以上は、放って置くこともできないし、精密検査をしましょう」
翌日の日曜日にMRIのある病院へ行って、精密検査をすることになった。
ところで、ヘバーデン結節とは、指の第1関節が変形し曲がってしまう原因不明の疾患で、第1関節にコブ(結節)のようなものができるのが特長だということである。リウマチのようなものだから、おそらく加齢による疾患であり、残念ながら私も歳をとって、爺さんの仲間になりつつあるということに他ならない。
MRIは何度か経験したことがあるので抵抗感はなかったが、いざ検査となるとやはり気持ちが悪い。当初20分程度で終わると聞いていたのに、実際には一時間近くもかかった。時間も要したし、費用も約一万円と高額だった。何となく釈然としない。本当に腫瘍があるのか? やはり心配だ。レントゲン写真は、素人では分からない。私も何度となく検査をしたし、そのたびにレントゲン写真を見る機会はあったけれど、全く持ってその違いは分からなかった。今回も分からないままに、精密検査をしているのだが。
一週間後、結果を聞きに再度K整形外科を訪れた。
「大丈夫でしたよ。安心して下さい。悪いものではなかったようです。ところで中指の痛みはありますか。痛むときは薬をつけてその上からテーピングされると楽になりますよ」
先生は、とても親切に診てくれた。
これから歳を重ねていくとともに、このような検査が増えてくるのだろう。加齢とともに体中のあちらこちらで不具合が生じてくる。それらを一つひとつチェックして、診断や処置が手遅れにならないようにしていく。そのために医療現場の人たちは一所懸命に私たちを診てくれている。多くの時間と高額な費用を使って。