もう10年近くになるけれど、システムキッチンはとても使い易くて、今もって奇麗だ!
キッチンのリフォーム
【2017年1月記載】
そもそもの事の始まりは、昨年末に、食事の後片付けをしている際に、食洗機の水漏れに気づいたことにあった。
年末年始は、妻に実家へ帰ってもらっているので、次男と2人で過ごしたのだが、当然食事の後片付けは自分たちでしなくてはならない。次男には風呂掃除と室内掃除をお願いし、私は食事の準備と後片付けそして洗濯を担当していた。この数週間前に、据置型の食洗機が壊れて使用できなくなっていた。しかし代わりの食洗機を購入するかどうか、また購入するとしたならばどの機種にするのかは決めていなかった。据置型の食洗機はキッチンの場所をとってしまうので、かえって無い方がスッキリしてよいかもしれない。だから早急に結論を出そうとも思っていなかった。
ところが、大晦日になって、壊れた食洗機から水が漏れ出していることが分かった。このままにしていてもさしあたっての危険性や不都合はないのだが、年の瀬でもあり、なんとかスッキリさせたくて、H電器に連絡をした。すぐさま店の息子2人が来て、水漏れはチェックしてくれたのだけれど、なんともならない。そこで、機種交換の見積もりを取ってくれることになった。
年が明けて、彼の息子2人が見積もりを持ってきてくれた。しかし、どうも今のキッチンにピタッと合う機種がなく、キッチンの使い勝手が悪くなってしまう。仕方がない。いずれキッチンはリフォームしなければならないと考えていたので、ビルトイン型の食洗機を入れてリフォームする場合の見積もりをとってくれるように頼んだ。できるだけ安く、シンプルな仕様で、と。
するとどうだろう、間髪を入れずに今度は店の社長がリフォームの見積もりを持ってやってきた。しかも単に速いだけではなかった。見積もりの内容がなんとも言えないくらいに、私のニーズ(要求)にぴったりだった。リフォームをするとなると結構な金銭的負担が生じるので、定年退職している身としてはきつい。社長が示した見積もり金額はおよそ150万円。想定していた額ではあったが、臨時の出費としては大きい。これから先、おそらく2、3年のうちには実家へ帰ろうと考えているので、今リフォームしても私たちが利用できる期間は短い。ただ、今住んでいる家は新婚間もない頃に建てたもので、すでに33年が経っている。が、これからも子どもたちのうちの誰かが住むであろうから、少なくとも20年くらいは使うことになる。今回リフォームしても無駄にはならない。それよりも、長い間、妻には今のキッチンで我慢してもらってきているし、何よりも私自身、キッチンシステムの商品開発に深く関わって来ていて、我が家のキッチンがいかに古いものであり、現在のキッチンが使い易く綺麗になってきていることが良く分かっているので、その便利さ、使い易さ、綺麗さを彼女に味合わせてやれていないという負い目があった。
今回、社長の提案してきたキッチンは、最新仕様の基本スペックが揃っていて、しかもむだなものがなく、納得できるものであった。天板は人造大理石で見た目も美しく、手入れもし易い。そして、奥行きが55cmから60cmになって作業スペースが広くなっている。もちろん食洗機はビルトイン型で、シンクからの動線もスムースである。IHクッキングヒータもビルトイン型の75cm幅でゆとりがあるし、加熱コンロ部が3つ付いている。何よりグリルが進化していて、調理性能もいいけれど、面倒な手入れが一切要らない。また、キッチン下部に蹴込み収納ができたことにより、収納スペースが一気に拡大するとともに、引き出しタイプなので物の出し入れがとても簡単になる。以前、私たちが開発したソフトダウンウォールも付けてもらったので、吊り戸棚も著しく利用し易くなる。カランも浄水機能が内蔵されているので、余計な出っ張りもなくデザイン性も向上している。
たとえ短い期間ではあっても、きちんとした、最新のキッチンにしなくてはいけない。限りある蓄えが減ったとしても、ここでお金を使わないでいつ使うというのか。答えははっきりしていた。
社長はさすがにやり手である。キッチンのリフォームをきっかけに、天井のクロス張替えや窓の断熱工事も合わせて提案してきた。天井の汚れは目立っていたのでクロスの張替えは素直に受け入れられるものであった。また、窓の断熱工事は想定外のものであったが、冬場の結露や夏の暑さなどの問題意識はあったので、補助金も出るということもあり、なんとなくその方向に行ってしまった。
結局、締めて200万円。これが高いのか安いのか、妥当なのかそうでないのか。もったいないものなのか、無駄になるものなのか、必要不可欠なものなのか。よく考える必要があるかもしれないけれど、私にはとても満足のいく内容であった。
まぁ、しばらくは今の仕事を続けさせてもらい、少し減った蓄えをカバーしていくことになりそうだ。仕事ができて、少し贅沢をさせてもらっている今の生活を有難く思わずにはいられない。
それにしても、社長は伊達にこの世界で生きてきたのではなかった。シュリンクしていく業界の中で、どんどん減少している電気店の中で、生き残っているだけのことはある。スピード感、顧客ニーズのとらえ方、ウォンツの掘り起しなど、仕事の基本ができている。

