あれから11年...堀琴音が日本女子オープンを制したね
第47回日本女子オープン
【2014年10月記載】
ゴルフ観戦チケットをもらった。しかも日本女子オープンである。場所は琵琶湖カントリークラブで、草津駅から送迎バスで25分のところにある。とても美しい、ゆったりとしたコースである。私が今までにプレイしたコースとは比べものにならないほど、素晴らしく整備され、充実した環境であった。
ゴルフはプレイするもので観戦するものではないという思いもあったが、とにかく一度は最高といえるものを見ておかないと話しにならない。第3ラウンドを、妻を誘って観ることにした。単身赴任中なので、彼女には朝6時過ぎの電車に乗って私のマンションに来てもらい、私の観戦道具を運んでもらった。双眼鏡、サングラス、バッグ、ジーンズなど。
ゴルフの競技会場は、朝早くから中高年のギャラリーでいっぱいだった。たまに私たちのような夫婦連れを見かけるが、とにかく高齢の男の世界であった。とにかくおっさんだらけ…。ところどころに簡易トイレが設けてあるが、普段目にする光景とは逆の現象、すなわち男性用トイレにばかり行列ができている状態で、少し奇異な感じがする。
最近はゴルフへの興味が薄れかけていたので、どんな選手がいるのか十分には把握していなかった。だからこの機会にゆっくりじっくり見たいと考えた。というわけでホール全体が見渡せる6番ショートホールのグリーン横に陣取った。
さすがにプロだけあって(とは言っても、今回は62人のプレイヤーのうち、アマチュアが11人も決勝ラウンドに進出してきているのだが)、とってもうまい。ほんどのプレイヤーがグリーンを捉える。が、なかなかバーディは奪えない。それでも後半のプレイヤーになってくると、何人かはきっちりとバーディを取ってくる。有名どころのプレイヤーは十分それと認識できたし、知らないプレイヤーでも中には特長的な人もいて、結構楽しめる。
6番ホールにへばりついていたので、一種の定点観測である。どのプレイヤーもほぼ狙うポイントは一緒なのか、グリーン上の同じようなポジションにのせてくる。また、同じようなラインでパットを打って、同じように外す。たまにチップインやバーディが入ると歓声が沸くし、パーを取れないと大きな溜息が出る。外国人、特に韓国のプレイヤーが多かったけれど、ギャラリーはみな同じように声援を送ったり、拍手していたので、見ていて気持ちがよかった。
また、ナマで見るプレイヤーの印象は、テレビ画面を通して見る印象とは随分と違ったものであった。概して、思っていたよりみな華奢で、小柄であった。あのいかつい印象だったアン・ソンジュが意外にも小柄でかわいいのには少しびっくりしてしまった。かわいい小ブタちゃんである。そして人気のあるプレイヤー、宮里美香、横峰さくら、上田桃子やイ・ボミらが多くのギャラリーを引き連れていたのにも感心してしまった。
堀琴音も多くのギャラリーを従えていたので、はじめてその人気の高さを知ったのではあるが、その容姿やルックスを見て納得した。おじさんたちもまだまだアイドルが好きなのだ。ミュージカルや歌舞伎に入れあげるおばさんたちと同じような現象が、ここゴルフ場でもおこっている。女も男も一緒だね…。